ウラノス [ギリシャ神話の世界]

ウラノス
Uranus

神格、別称
天空の神
ローマ名:ウラヌス
系譜
母、妻・ガイア
子・クロノス
ウラノスはガイアが産んだ天空の神であり、後のガイアの夫となった事で宇宙の支配権を手中に収めたギリシャ神話における最初の最高神です。
最高神となったウラノスは高い場所を好んだ為、雲で出来た城を作り、山の頂に居を構え、地上に雨を降らせる事によって地上に森や草原を形成しました。

こうして豊かになった世界にウラノスとガイアは子をつくる事にし、そして産まれたのがクロノスをはじめとする、12柱のティタン神族です。
しかし、ウラノスとガイアの間には100の腕を持つヘカトンケイルやブロンテス(雷鳴)、ステロペス(雷光)、アルゲス(閃光)という名の一つ目の怪物であるキュクロプスも産まれましたが、ウラノスはこれら異形の怪物を好きになれず、冥界タルタロスに封じ込めてしまいます。

ガイアはいかなる理由があったとしても、ウラノスの自分の子を閉じ込めてしまうという行動を許す事ができず、末の子供であったクロノスに金剛の鎌を与え、ウラノスを討つように命じます。
クロノスはこの命令を遂行し、ウラノスを七つに切り刻み、七つの海に捨ててしまいます。また、頭部に関してはオリンポス山から見える水流に投げ込まれたとされています。

一度は最高神にまで上り詰めたウラノスでしたが、その最後は呆気ないものとなり、その後、ギリシャ人にも崇拝されるような事もなかった為、最高神でありながら非常にエピソードなどが少ない神として知られています。

しかし、その名は太陽系の惑星のひとつである天王星(Uranus)として残り、元素のひとつである「ウラニウム(ウラン)」の語源にもなっています。