ポセイドン [ギリシャ神話の世界]

ポセイドン
Poseidon

神格、別称
海神
地震の神
馬の神
ローマ名:ネプトゥヌス
英名:ネプチューン
系譜
父・クロノス
母・レア
兄弟・ゼウス、ハデス
妻・アムピトリテ
ポセイドンはギリシャ神話における海の神として知られる神で、最高神ゼウスの兄にあたります。オリンポス12神の中ではゼウスに次ぐナンバー2のポジションにあり、気性は荒いが家族愛も強く、家族を侮辱した者には容赦なく報復するという激情的な一面を持っていました。

ポセイドンは海の神であると同時に泉の神でもあり、東地中海地域においては地震の神としても崇められていました。また、馬を創り出し、馬を飼育する方法や馬を御し乗る為の技術、即ち馬術を人間に教えた馬の神でもあります。

銅像や石像で作られているポセイドンは筋肉質でガッシリとしており、顔には髭を蓄えた威厳のある老人の姿である事が多く、その手には三又の矛(トライデント)を持っています。
また、上記の写真のようにポセイドンの象徴であると言われる聖獣のイルカが付き従っている事もあり、馬の神らしく馬に乗った姿で描かれる場合もあります。
ヨーロッパなどでは街中でポセイドンの象を多く見る事ができますが、これは噴水彫刻として泉の神であるポセイドンが作られる事が多い為です。

海神であり、泉の神でもあったポセイドンは水を自由に操る事ができるとされ、馬の引く戦車に乗り、異常な速さで水上を移動する事ができました。また、強大な力を持つポセイドンは嵐をもしずめる事ができる為、海上の船乗りは彼に祈り、地上の人々は地震が起こらないようにと加護を求めました。
しかし、大きな力を持つ一方、あまり運には恵まれていなかったようで、ギリシャの各地域における主神としての地位をアテナやヘラ、ゼウスなど他のオリンポス神と争った際にはことごとく敗れ、全て敗北に終わっています。

ポセイドンは女性達と多く関係を持ち子を残しましたが、ゼウスとは異なっている点はメドゥーサなどの怪物じみた者とも関係を持っている事で、その影響もあってかポセイドンの子供は1つ目のポリュペモスや天馬ペガサス、半人半魚のトリトンなど、人外である事が多かったようです。
また、正妻である海神ネレウスの娘であるアムピトリテは気性の荒いポセイドンが好きになれず一度彼の元から逃げ出した事もありましたが、一匹のイルカが彼女の居場所を示した事から再会する事ができ、ヨリを戻す事に成功しました。
こうして二人の間に生まれたのがトリトンで、難破しそうな船を見つけると海を鎮めてくれる優しい性格であるとされ、ホラ貝を携え、下半身が魚であるという姿で描かれます。